講演「飛鳥・奈良の歴史を旅する」のお知らせ

こんにちは。左大臣光永です。秋晴れの日は気分もよく、
空高くを見上げて背伸びしたくなる昨今。いかがお過ごしでしょうか?

明日9月26日(金)東京多摩で、私の語る
「飛鳥・奈良の歴史を旅する」の講演が行われます。

左大臣 講演

今回は全6回シリーズの最終回。
奈良時代最後の女帝・孝謙天皇とその時代について語ります。


http://roudoku-data.sakura.ne.jp/mailvoice/AsukaInfo.mp3

日程9/26(金)
時間13:30-15:00
会場東京多摩 永山公民館4F視聴覚室(くわしい案内はこちら
参加費700円
お支払い方法会場で直接
お問い合わせ先TAMA市民大学事務局
042-376-6230

参加費用:¥700円

史上唯一の女性皇太子

史上唯一、女性皇太子として立てられ、
父聖武天皇からの期待を一身に受けて即位した
第46代孝謙天皇。

皇太子時代の名を阿部内親王(あべのひめみこ・あべないしんのう)と
言いました。

阿部内親王

孝謙天皇以前にも、6代5人の女帝が出ました。

推古天皇、皇極天皇、
斉明天皇、持統天皇、元明天皇、元正天皇です。

しかし、これらの女帝はいずれも
皇太子に立つことなく、そのまま即位しています。

左大臣 講演

当時、皇太子制度がじゅうぶんに整っていなかったことも
ありますが、それにもまして、女帝がそれだけ、
低く見られていたということでも、あります。

女帝は次の天皇までのつなぎ。

中継ぎにすぎない。

こういう考えが主流でした。

いずれ国政の場から退場するのだから、
わざわざ皇太子に立つなどという儀式をふまなくても
いいだろうというわけです。

女帝は、しょせん中継ぎ。
正式な天皇としては認められない。

それが、社会の一般的な空気でした。

(それを引きずったのが完全に女帝を禁じた
現在の皇室典範です)

たとえば持統天皇は孫の軽皇子が文武天皇として
即位するまでのつなぎでした。

その後元明天皇・元正天皇と二代の女帝が続きますが、
いずれも幼い首皇子(おびとのみこ)…後の聖武天皇が
即位するまでのつなぎだったのです。

本人もそのつもりでしたし、
世間も「しょせん女帝はつなぎ」と考えていました。

しかし…

阿部内親王こと孝謙天皇は、
これまでの女帝とは状況が違いました。

父・聖武天皇は娘の阿部内親王を
正式に皇太子に立て、さらに元正上皇と百官が居並ぶ前で
「五節の舞」を舞わせました。

「五節の舞」は宮中で節句の際に舞われる舞で、
その昔天武天皇が吉野山中にこもっていた時、
琴をつまびくと空から美しい天女が舞い降りて
琴の音にあわせて舞い踊ったという伝説に基づきます。

若き阿部内親王がひらりひらりと舞い踊る様を見て、
人々はその美しさにうっとりしたことでしょう。

聖武天皇が娘の安倍内親王を正式な皇太子に立て、
しかも皆の前で「五節の舞」を舞わせた、
ということは…

「この子は過去のどの女帝とも違うぞ。
中継ぎなどではないのだ。男の天皇と同等の、
正式な天皇として即位するのだぞ」

…という意思表示だったのです。

さらに父・聖武天皇は、娘の阿部内親王に
将来の天皇としてふさわしい教育を授けるべく、
最高の家庭教師(東宮学士)を選びました。

その名を、吉備真備といいます。

遣唐使帰りの吉備真備は、
学者でありながら右大臣にまで上り詰めた人物です。

学者出身で大臣にまでなったのは、
菅原道真と吉備真備の二人だけです。

真備の学識は天下にきこえていました。そこで
聖武天皇は、真備、娘のことをよろしく頼むぞと、
娘の教育をゆだねたのでした。

父聖武によって最高の環境を整えられ、
十分に教育を施された上で、阿部内親王は、
749年、父聖武天皇の譲位を受けていよいよ即位します。

46代孝謙天皇です。

孝謙(=称徳)天皇のイメージ

後には重祚して…つまりいったん位を降りたものが
ふたたび位について、48代称徳天皇となりました。

今日、孝謙(=称徳)天皇のイメージは、
けして良いものではありません。

一番の原因は何といっても
僧・道鏡との関係でしょう。

僧・道鏡を重く用いて、なんでも道鏡の言いなりになり、
そのため国政が乱れた。ついには皇族でもない
道鏡を天皇にしようとまで考えていた。

なんてムチャクチャな女帝だ!

…このようなイメージがまかり通っています。

道鏡と称徳天皇の共同統治により国が乱れたことによる
反省から、「宗教はもうコリゴリ」という空気が生まれ、
称徳天皇が崩御した後は、寺や神社の多い奈良を離れて
長岡京へ遷都するきっかけになったとも言われます。

「夜ごと道鏡をねやの中にひっぱりこみ、
乱れた関係を持っていた」

などと、まことしやかに語った説話もあり、
現在でも、称徳天皇と道鏡といえば、そのような
いかがわしいイメージを持っている方が多いと思います。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

孝謙(称徳)天皇は道鏡と乱れた関係を持ち、
さんざん国政を引っ掻き回した悪女なのでしょうか?

父聖武天皇から引き継いだ遺産を、
ただ破壊しただけのロクでも無い天皇だったのでしょうか?

道鏡を天皇の位につけようと、本気で考えていたのでしょうか?

道鏡は国家を転覆しようとしていたのでしょうか?


今回の講座では、こういったことを、
皆さまとご一緒に
考えていきたいと思っています。

また、歴史的事件の舞台となった場所は
できる限り具体的にご紹介していきますので、
奈良を訪れて散策をする、きっかけにもなるはずです。

奈良へは何度も行ったよ、という方も
修学旅行で行ったきりという方も。

歴史的背景をふまえてもう一度奈良を歩いてみませんか?
新たな発見があるはずです。

250年を9時間で!

また、メルマガからお申込みいただいた方へ
特典として、これまでの全6回ぶんの録音音声ファイルを
(90分*6=全9時間)をお送りしています。

通して聴くと、蘇我氏と物部氏が争い聖徳太子が活躍した時代から、
平城京から長岡京へ遷都するまで、約250年間の古代史の流れが
楽しみながら身につくようになっています。

(私自身、時々聴きなおして復習しております)

ただし、講演終了後、編集作業に2・3日かかりますのでご了承ください。

明日9月26日(金)13時30分より
東京多摩永山公民館4F視聴覚室で開催されます。

「飛鳥・奈良の歴史を旅する」最終回。
孝謙(称徳)天皇とその時代

です。おさそいあわせの上、ぜひご来場ください。

▼お申込み▼
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=EvcpbGqq

▼会場までの案内▼
http://www.tccweb.jp/tccweb2_017.htm

本日も左大臣光永がお話しました。
ありがとうございます。ありがとうございました。

特典ご希望の方は、こちらからお申し込みください(当日飛び入り参加も大歓迎しております)

参加費用:¥700円

日程9/26(金)
時間13:30-15:00
会場東京多摩 永山公民館4F視聴覚室(くわしい案内はこちら
参加費700円
お支払い方法会場で直接
お問い合わせ先TAMA市民大学事務局
042-376-6230

会場のご案内

http://www.tccweb.jp/tccweb2_017.htm

都心部からの電車経路図
http://www.tccweb.jp/tccweb2_019.htm

参加費用:¥700円

いただいたご感想より

あっというまに時が過ぎました。

左大臣様。講座第三回の録音をありがとうございました。
この回の冒頭での俵の藤太秀郷のむかで退治は圧巻でした。いきなり、ガツーンときた感じでした。
また、このときの、来場者による詩吟がすばらしくて、びっくりしてしまいました。いきなりやれと言われて、ふと、立ち上がって、あれだけの声が出るなんて、ふだんから相当鍛えているためと思いました。詩吟をライブで聴くのは初めてでしたが、よい体験をさせていただきました。
今回の講座も、あっというまに時が過ぎ、気がつけば、「えっ、もう、終わりですか。」という感じでした。「時間よ、止まれ!」という思いが実現したも同然です。何度もくり返し聴くことができ、とても幸せです。ほんとうにありがとうございました。

大伴家については大変興味があります。

左大臣 光永隆樣

メールを戴き有難うございました。
旅行などをしており、お礼が遅くなりお詫び申し上げます。

過日(6月27日)初めて出席させていただきました。
素晴らしい講演感服いたしました。本当にありがとうございました。
また、1回2回分も含め講演録をお送りいただき有難うございました。
時間をかけて楽しみながら聞く予定です。

1)御講演を聞いていて
@嫁が福岡県大野城市出身ですので 水城【大野城市)に関心を持って聞きました。

A壬申の乱の時 大伴吹負が活躍したこと説明がありましたが、大変関心を持って聞きました。

 実は 東京で 薬丸野太刀自顕流(じげんりゅう)保存会なるものに 所属しております。

 薬丸流は 薩摩藩内の 肝付の剣 であり。肝付氏の先祖は 969年  肝付氏初代の伴兼行が薩摩総追捕吏として

現在の鹿児島市に居を構えました。幕末には 井伊大老の首を上げた有村治左エ門、生麦事件で英国人を切り上げた奈良原喜左エ門等が薬丸流の使い手です。というわけで 大伴家については大変興味があり、大伴旅人・家持等しか知りませんので古代の大伴一族の事について、

機会ありましたら教えていただければ誠に幸いです。 尚、薬丸野太刀自顕流(じげんりゅう)保存会の後輩のために書いた 

「薩摩の薬丸野太刀自顕流(じげんりゅう))と示現流(じげんりゅう)」を御参考迄添付します。

2)伊勢神宮に関する疑問点

 昨秋伊勢神宮参拝の折、疑問がわいてきました。疑問点添付します。神話の世界の事また、機会ありましたらご指導いただければ幸いです。

伊勢神宮と過日講演の壬申の乱と関係ありますか。

お礼方々、ご指導お願いまで。

次回も参加させていただきます。

左大臣光永先生
本日メールを開き御鄭重に録音送付頂き感激しております。
改めて、自分の不出来を確認したような赤面の至りです。
突然なことで不出来でした。講義の中で後半の和歌、俳句は何とか様になるかと考えて居りましたが発表できず自分としては残念でした。
次回も参加させていただき歴史に興味を持ちたいと考えて居ります。今後ともよろしくご指導いただきたいと思います。

編み物しながら先生のCDを聞かせていただいています。

左大臣 光永隆先生

このたびはお忙しいところ飛鳥。奈良のテキストお送りくださりありがとうございました。
ダウンロードできました、これから楽しみに聞かせていただきます。
講義だけではなかなか理解できません。じっくり聞かせていただきます。
私は編み物しながら先生のCDを聞かせていただいています。
特に百人一首は父や幼き日を思い出すひと時です。
今後ともよろしくお願いいたします。

先生の朗読をDLして寝る前に聞いてます。

このたびは講演のファイルを送信頂きまして有難う御座います。
参加回のみ頂けるのかと思っておりましたが、何やら初回からの分も落とせるようですので、有難く拝聴させて頂きます。
 今年、偶々ネットで光永先生の存在を知りまして、松尾芭蕉に興味を持ち、ipodtouch代わりのiphon4sに先生の朗読をDLして寝る前に聞いたりしておりました。芭蕉の素晴らしさを再認識いたしまして、以後、近くの隅田川沿いの芭蕉博物館へ行ったり、NHKオンデマンド「100分で名著」の芭蕉の回を見たり、矢口高雄の漫画を読んだりと、マイブームなのです。
 これから日増しに暑くなって参りますが(何でも日本は近い将来温帯でなく、亜熱帯に分類されるといっている識者も居ると聞きました。)、お体を大事にされて、これからも聞きやすく楽しいボイスメール等で楽しませていただけましたら有難く存します。

                         敬具

やっぱり「生」はいいです。

左大臣光永先生

こんばんは!
今日はありがとうございました。
3回目でやっと参加することができました。

いつもメールで送っていただいている講演、朗読を拝聴しておりましたので、
今日は本当に楽しみに会場に向かいました。
音楽と同じで、やっぱり「生」はいいです。(私は飲めませんがビールも?)
書いてあるものを読んだり、録音を聞いたりすることも良いのですが、
実際 目の前で語られているのを見て、聞いていると、「花子」ではありませんが、
想像の翼がどんどん広がっていく感じです。

いろいろな人物がでてくるので、名前が難しいうえにそのつながりをまだ良く覚えて
いませんが、「額田王」が何かちょっと身近な人に
なりました。身近になれば、それだけまた楽しいです。

次回も楽しみに参加したいと思います。

一時間半があっというまに過ぎ、至福の時でした。

左大臣様。行って来ました。多摩永山公民館。
すばらしかったです。
 私の大好きな「役の小角」の話が出たので、大満足です。なぜか、この話は、何度聞いてもおもしろいのです。一言主の神というのも、なかなかのものです。
 聖徳太子と甲斐の黒駒の話は、初めて聞きました。馬がほんとうに馬らしい声でしゃべった時、会場がどよめいていました。(左大臣様って、天皇からカラスまで、何にでもなりきるんですね)
 蘇我の馬子と推古天皇がスクリーンの前にすわって、官位十二階の制の発布に立ち会ったのも、臨場感があってすばらしかったです。十七条の憲法だったかな。来場者をあのように活動させると、とにかく、中身は何だかわからなくなるくらいおもしろくて、だれも眠っている場合ではなくなります。会場がひとつになって、大きな感動に包まれました。一時間半があっというまに過ぎ、至福の時でした。ほんとうにありがとうございました。そのあと、舞台公演があるとのこと、お疲れでなければいいが、と心配でした。舞台の方の成功もお祈りしています。ありがとうございました。

こんなぜいたくが許されるのでしょうか!

左大臣さま。さっそくにありがとうございます。スマホの中に入れました。自分が聞きにいった講演を、洗濯しながらとか、買い物しながら、あるいは電車の中で、再度くり返し聞ける!!これってすごいことなんじゃないでしょうか。(あ、すみません。不謹慎なのでしょうか。)こんな経験は初めてです。
しかもです。内容ごとに切って下さっているので、長い講演の中で、聞きたいところがすぐ出ます。こんなぜいたくが許されるのでしょうか!
 さらに、聞いていると、驚いたことに、「あれ、ここのところ、初めて聞く!」というところがあったのです!!眠っていたのか?!(ちょっと不気味な感じが。)その場にいてさえ、聞きのがしていることも、(あるいは、記憶からどんどん消えていってしまうことも、)しっかりと聞き直すことができて、こんなすばらしいことはありません。
大好きな「役の小角」の話をくり返し聞けて、無上の喜びです。ほんとうにありがとうございました。

30年近く前、息子が「宇宙皇子」に凝っていまして

光永先生

昨日は急な欠席で申し訳ありませんでした。
また あわてていて 先生のお名前を間違え、大変失礼いたしました。お詫び申し上げます。

30年近く前、息子が「宇宙皇子」に凝っていまして、ついに飛鳥へ家族で旅行しました。
亀石にも行きました。亀石の伝説は先日の配信で知り、その時 知っていたら、もっとドキドキだったな〜と
思いました。いろいろなことを知っていれば、ものの見方もかわり、人生ももっと楽しくなるのかなと思います。

次回は是非 参加したいと思います。
よろしくお願いいたします。

毎回楽しみにしています

光永先生

こんばんは。
講演会の録音 ありがとうございました。
ああ 行きたかったです。
録音 本当に楽しい! いつも送っていただいている左大臣の古典も
毎回楽しみにしていますが、やはり直接聞きたいです。
次回はいつでしょうか?
どこかに日程がでていましたでしょうか?

早くわかれば、予定を組みやすいので。

本当にありがとうございました。。