耳で聴く 平安時代

こんにちは。左大臣光永です。

本日は商品のご案内です。

「聴いてわかる。日本の歴史~平安京と藤原氏の繁栄」「同~院政と武士の時代」


葵祭

桓武天皇による平安京遷都から摂関政治の全盛期を経て白河上皇の院政が始まる直前までを語った「平安京と藤原氏の繁栄」、

白河上皇の院政から平家一門全盛期を経て、後白河法皇の院政期が終わり、政治の中枢が京都から鎌倉に移るまでを語った「院政と武士の時代」。

約400年間にわたる平安時代の歴史の流れを、上下ニ巻に分けて語ったCD-ROMです。それぞれ、特典つきで再発売しております。

聴いて・わかる。日本の歴史 平安京と藤原氏の繁栄

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「語り」による歴史解説

歴史を解説した教材は、世の中にいろいろあります。その中で当方の特長は、「喋り」「語り」をメインにしているということです。

まず喋って、吐き出す。それから、いらない部分をはぶいたり、修正したりして、もう一回喋りなおすというやり方です。

以前は、まず文章を書いて、それを読み上げてました。それだと、言葉が死ぬんです。結局、書き言葉と喋り言葉。ぜんぜん違うんですよ。どうしても書き言葉…文章として書くと、喋り言葉としては固すぎたり、詳しすぎたり。言葉が死にます。

生きた言葉とは何か?

私が思うに、

居酒屋で、こないだ課長のやつがさ~。また何かやったか。とか言ってる、あの感じ。居酒屋で目の前の人に話してる、あの感じ。つまり、即興です。

即興といえば、万葉の昔から、歌は即興で詠まれるものでした。宴会の席なんかで、即興で詠み上げられるものであった。額田王、この野のすばらしさを、歌に詠んでみよ。はい。

額田王、目の前にわあっと居並ぶ人々を前に、では僭越ながら…とかいって。

あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖振る

そういう、生きた言葉を、つかまえる。

ために、最初に文章を書くのではなく、頭の中にあることを喋ってまず吐き出す。それから、細かい間違いを修正したり、ムダな部分を省いたりしてから、再度、喋り直す、という手順を取っています。

喋り・語りに特化している。

喋り・語りに特化している。

だからスッと入ってくる。

これが、世の中にたくさんあります他の歴史の教材とうちの商品が一線を画したところです。

居酒屋のバカ話のように、昔話のように

たとえば日蓮という人物について説明する時に。


日蓮像(鎌倉妙本寺)

↓↓文章ならこんな感じです↓↓

日蓮は貞応元年(1222)に、安房国長狭(ながさ)郡東条郷(御厨)片海(かたうみ)に生まれた。その出自については諸説あるが、…(中略)…自らを「海人の子」「栴陀羅(せんだら)の子」と称しているように、その家の生業は漁業を主なものとしていたらしい。「栴陀羅」とは漁撈や屠殺を業とする賤民のことである。

「動乱の東国史3 蒙古合戦と鎌倉幕府の滅亡」 湯浅治久著



学者さんの文章はとても正確なんですが、固すぎるという欠点があります。喋って伝えるならもっと大ざっぱに、

日蓮は鎌倉時代のはじめ、現在の千葉県南部・安房の国に生れました。漁師の家に生まれたようです。自分のことを「海人の子」「栴陀羅(せんだら)の子」の子と言っています。栴陀羅とは何か?魚や貝を取ったり、家畜を殺したりする賤しい仕事をする人のことです。日蓮は自分のことを、その、旃陀羅の子であると、言っているのです。

こういうふうに、大ざっぱにざっくりと話します。なんていうか…昔話を語るような感じ。目の前にいる相手に、昔話を語っているような。そうですね昔話。どんな入り組んだ話の時も昔話の呼吸を失わないよう私は気をつけています。

居酒屋のバカ話であり、額田王の即興の歌であり、昔話だというんです。

あなたも本を読む時、勉強する時、読んだ内容・学んだことを、すかさず自分の言葉で言い換えみてください。目の前にいるお客さんに解説するような気持ちで。すごく理解が深まります。

原稿を読み上げない

たとえば政治家でも、渡された原稿を、用意された原稿を読み上げてるだけは、スグわかるじゃないですか。

手元にチラチチラチラチラ、カンペ見ながら喋ってるし。ひどいのになると、まったく上を向かない。ああいう話はぜんっぜん頭に入ってこないですね。伝わってこない。

しかし、石原慎太郎さんとか、橋下徹さんは、(政策とか、言ってる内容が素晴らしいかどうかは別として…)完全に自分の中にあることを、自分の言葉で、その場で言葉紡ぎ出して喋ってますよね。あれぞ生きた言葉と思います。

言葉が生きている。生の人間がそこにいる。単に原稿を読み上げてるのじゃない。明らかにわかるじゃないですか。だからスッと入ってくる。頭に入る。脳ミソにつきささるんです。

何か違うんですね。ただ渡された原稿を読んでるだけではない、自分の中で完全に消化して喋ってる言葉は、脳に刺さるんです。心に刺さるんです。

「語り」による歴史の伝達

もともと「歴史」とは、文字によって伝達される以前に、声によって語り伝えられるものでした。『古事記』は稗田阿礼という記憶力のばつぐんにすぐれた役人が暗記していた物語を文字に起こしたものと言われています。

『平家物語』が、盲目の琵琶法師によって語られる「語りもの」であったことは、よく知られていますね。

江戸時代の庶民は源義経や楠正成の活躍を、軍談や講談を通して知っていたのです。漢字も読めない庶民がです。

楠木正成像(皇居外苑)
楠木正成像(皇居外苑)

こういう経験はないでしょうか?

どこかの観光地や名所に行って、案内板を読んだけどサッパリ頭に入らなかった。しかし、ガイドさんの説明を聞いたら「ああ、そうなのか」スッ頭に入ってきたと。人の声は、文字とはくらべものにならないインパクトで記憶に刻まれるんです。

それは人間の声というものが、直接、人が人に語り掛けるということが、記憶を作る上で、何か重要な役割があるんだと思います。

音声の力

私が「音声」の描き出す強烈なイメージに打たれたのは、高校時代、図書館で借りた徳川夢声さん朗読の『宮本武蔵』を聴いた時です。


宮本武蔵像(熊本市 武蔵塚公園)

吉川英治氏の小説『宮本武蔵』は関ヶ原の合戦から話が始まります。若き日の宮本武蔵は西軍方の足軽として合戦に参加していたが、ズタボロに負けたという場面です。

はっと武蔵が気づくと、あたり一面にもうもうと立ちこめていた霧が晴れてくる中、わあーーーっと、そこらじゅうを何百、何千という死体が死屍累々、覆っている。

その場面がですね、どちらかというと感情を抑えた、淡々とした朗読で語られると、脳の中にイメージがかきたてられるんですよ。霧の関ケ原。一面に覆う死屍累々…武蔵の絶望感。

その後、大河ドラマやさまざまな映像作品で関ヶ原の合戦の映像化されたものを観ました。

しかしそのいずれも、徳川夢声さんの朗読の描き出す強烈なイメージには遠く及ばないものでした。

関ヶ原 松尾山・小早川秀秋陣跡より望む
関ヶ原 松尾山・小早川秀秋陣跡より望む

実際に関ヶ原に行って何度も歩きましたが、そのたびにわき起きるのは、映画やドラマでみた関ヶ原ではなく、若い頃朗読でかきたてられた関ヶ原の圧倒的なイメージでした。音声のもつ力の凄さを実感しました。

…そういう経験もふまえての、声による、喋り・語りによる、歴史解説音声です。

本製品は

「聴いてわかる。日本の歴史~平安京と藤原氏の繁栄」「同~院政と武士の時代」それぞれ、特典つきで再発売します。

桓武天皇による平安京遷都から摂関政治の全盛期を経て白河上皇の院政が始まる直前までを語った「平安京と藤原氏の繁栄」、

平等院鳳凰堂
平等院鳳凰堂(藤原頼通造営)

白河上皇の院政から平家一門全盛期を経て、後白河法皇の院政期が終わり、政治の中枢が京都から鎌倉に移るまでを語った「院政と武士の時代」。

三十三間堂
三十三間堂(平清盛造営)

約400年間にわたる平安時代の歴史の流れを、上下ニ巻に分けて語ったCD-romです。

平安京と藤原氏の繁栄 収録内容

桓武天皇の即位と長岡京(784年)
平安京遷都(一)長岡京から平安京へ(794年)
平安京遷都(二)千年の都
アテルイと坂上田村麻呂(一)巣伏の戦い(788年)
アテルイと坂上田村麻呂(二)第二次・第三次征討(794年・801年)
最澄と空海(一)最澄、比叡山へ
最澄と空海(二)天台宗のはじまり
最澄と空海(三)空海の帰還
最澄と空海(四)決裂
薬子の変(平城太政天皇の変)(810年)
承和の変(842年)
勢いをのばす藤原良房
応天門の変(866年)
藤原基経 関白太政大臣に就任
阿衡事件(887年)
菅原道真の左遷(903年)
平将門の乱(承平の乱)(935年)
藤原純友の乱(天慶の乱)(939年)
寛和の変(986年)
藤原道長の栄華(1016年)
清少納言と紫式部
刀伊の入寇(1019年)
平忠常の乱(1028年)
前九年の役(1051~1062年)(一)安倍氏の叛乱
前九年の役(1051~1062年)(二)安倍貞任と源頼義
前九年の役(1051~1062年)(三)清原氏の参戦
後三条天皇の改革(1068年)
後三年の役(1083~1087年)(一)八幡太郎義家
後三年の役(1083~1087年)(二)新羅三郎義光の着任
後三年の役(1083~1087年)(三)八幡太郎義家と孫子の兵法
後三年の役(1083~1087年)(四)金沢の柵の戦い

全5.1時間

「院政と武士の時代」収録内容

白河天皇と院政のはじまり(1086年)
権力をふるう白河法皇
僧兵の強訴
源義親追討事件(1107年)
平忠盛の昇殿(1132年)
平忠盛の海賊討伐(1135年)
鳥羽上皇と崇徳天皇の対立
保元の乱(1156年)
信西と藤原信頼
平治の乱(1159年)
平清盛 太政大臣に至る(1167年)
厳島神社と平家納経
平家の日宋貿易
殿下乗合事件(1170年)
鹿ケ谷事件(1177年)
治承三年の政変(1179年)
以仁王の乱(一)打倒平家の令旨(1180年)
以仁王の乱(二)延暦寺と園城寺
以仁王の乱(三)宇治合戦
平清盛の福原「遷都」
源頼朝の挙兵(1180年)
富士川の合戦(1180年)
源頼朝と鎌倉
平清盛の死と木曾義仲の挙兵
十月宣旨と木曾義仲の滅亡
平家滅亡
頼朝・義経の対立
北条政子と静御前
奥州合戦(1189年)
源頼朝 征夷大将軍となる(1192年)

収録時間:約5時間

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左大臣光永


左大臣プロジェクト運営委員会代表。日本でただ一人、古典・歴史の「語り」とインターネットによる通信販売を組み合わせ、専業事業として行っている。メールマガジン「左大臣の古典・歴史の名場面」は読者数18000人。楽しく躍動感あふれる語りで好評をはくす。平成23年パナソニック映像(株)の社内セミナーで「おくのほそ道」の講演。東京都教育委員会の学習コンテンツシステムにて『平家物語』、『論語』、漢詩の朗読を担当。平成24年4月から9月までTAMA市民大学TCCで「はじめての『平家物語』」講演。以後、「百人一首の歌人たち」「松尾芭蕉とその時代」「語り継ぐ日本神話」「飛鳥・奈良の歴史を歩く」「鎌倉と源氏三代の栄光」講演。マリエッタ(株)スマートフォン用アプリ「華麗なる百人一首」で朗詠音声担当。三省堂(株)学校教科書の副読本付属CDで古典や漢詩の朗読担当。平成25年、広島県海の見える杜美術館にて菅原道真のナレーション担当。平成26年4月、舞台劇『東方麗人抄』脚本・朗詠担当。9月、滋賀県大津市「第10回木曽義仲・巴ら全国連携大津大会」で木曽義仲の講演。平成27年3月長野県玉泉寺で川中島合戦の講演

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価格:5500円(税込)






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「喋り」「語り」に特価した歴史解説教材です。

「聴いて・わかる。日本の歴史~藤原氏の繁栄」
「同~院政と武士の時代」

平安時代400年の歴史の流れを上下巻に分けて語った音声つきCD-ROMです。

本日も左大臣光永がお話しました。ありがとうございます。ありがとうございました。



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