山科義士まつり 2018

こんにちは。左大臣光永です。

昨日12月14日は赤穂義士の吉良邸討ち入りの日でした。山科では「山科義士まつり」が行われました。今日はその話です。

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山科義士まつり

山科義士まつりは毎年12月14日、赤穂義士討ち入りを記念して行われる祭です。山科の冬の風物詩と言われています。

大石内蔵助が元禄14年(1701)赤穂藩取り潰しの後、同年6月28日から、翌元禄15年10月7日に江戸に発つまで、約1年3ヶ月間、山科に隠棲していた史実に基づきます。

討ち入り装束に身を固めた地元住民が、毘沙門堂から山科駅前の外環状線(そとかんじょうせん)を通って、大石内蔵助ゆかりの岩屋寺(いわやじ)、大石神社に向かいます。

(毘沙門堂を吉良邸に、大石神社を高輪泉岳寺に見立てているのだと思います)

途中、京都市東部文化会館では「刃傷松の廊下」や「切腹」「連判状改め」「討ち入り」などのパフォーマンスや踊りが披露されます。

坂上田村麻呂の墓

私は今回、山科の新十条通りで行列を待ちました。流れも清き山科川。

山科と大津を隔てる山々のたたずまいも、いい感じです。

行列は13時30分に東部文化会館を出て、新十条通りに入るはず。

まだ20分くらいあったので、坂上田村麻呂の墓を見に行きます。

住宅街の中に、公園が整備され、円形の墓があります。これが坂上田村麻呂の墓です。

坂上田村麻呂は奈良時代の武将・坂上苅田麻呂(さかのうえの かりたまろ)の子。延暦20年(801)桓武天皇の時、征夷大将軍となり、蝦夷征伐に功績があり、弘仁元年(810)、薬子の変(平城太上天皇の変)の鎮圧にも活躍しました。また仏教に深く帰依し、清水寺を創建しました。

弘仁2年(811)54歳で病死。嵯峨天皇により山科に墓が建てられました。田村麻呂の遺体は、武具を身に着け立ったまま、平安京の方角を向いて葬られたといいます。

義士行列

新十条通に戻ると、すでにお客さんがたくさん集まっていました。どんどん…どんどん…山鹿流陣太鼓の音とともに、行列が近づいてきます。音羽山を背景に、義士行列が映えます。気分高まります!

行列は新十条通りをゆったり西へ進みます。

ちびっ子たちの声援に笑顔で手を降る義士たち。微笑ましいです。

岩屋寺

やがて行列は大石内蔵助ゆかりの岩屋寺に入ります。

大石内蔵助が山科に隠棲するふりをして打倒吉良の計画を練っていた頃、この岩屋寺の境内に屋敷を置いていたといいます。よって大石寺とも。

本尊の大聖不動明王は智証大師円珍の作とされ、大石内蔵助の念持仏であったといいます。毎年12月14日から1月28日まで特別公開されています。

境内には大石弁天、

大石大夫手植えの梅、

浅野内匠頭はじめ四十七士の位牌と像・大石内蔵助の遺品を安置した木造堂、

大石内蔵助の遺髪塚、などがあります。

境内で売ってる討ち入り蕎麦も、無料の甘酒も、美味しかったです。

大石神社

ついで行列は大石神社に入り、祭りのシメとなります。

大石神社は大石内蔵助義雄を祭神として、昭和10年(1935)創設された神社です。宝物館には赤穂義士についての絵や書状を展示してあります。

境内には大石内蔵助の石像、

境内摂社の義人社は天野屋利兵衛を祀ります。

天野屋利兵衛は赤穂義士の吉良邸討ち入りに際し、武器を調達した大坂の豪商です。

死後、伝説化され、芝居『仮名手本忠臣蔵』では天河屋義平(あまかわや ぎへい)という名となり、幕府の拷問にあっても口を割らず、「天河屋の義平は男でござるぞ」と言った、その台詞が有名です。

また、ファラベラ・ミニホースの花子さんが飼われています。かわいいです。

山科神社

岩屋寺の隣の長い参道の上にあるのが山科神社です。

寛平9年(897)宇多天皇の勅命による創建と伝えられます。祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)・稚武王(わかたけるのみこと)。

山科一宮(やましないちのみや)とされ、この地の産土神(うぶすながみ)として崇拝を集めましたが、度重なる戦火で焼失。現在は三間社流造(さんげんしゃ ながれづくり)の本殿はじめいくつかの社殿を残します。

大石内蔵助が隠棲中、ここ山科神社の奥の院である岩屋神社に参詣し、討ち入り成功祈願をしたと伝えられます。

次回は、東京・雑司が谷を歩きます。お楽しみに。

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