「定年して時間はたっぷりあるし…… 何か有意義なことに時間を使いたい」

こんにちは。左大臣光永です。本日は商品のご案内を送らせていただきます。「南北朝の動乱と室町幕府」です。

「定年して時間はたっぷりあるし…… 何か有意義なことに時間を使いたい」

…そう考えて歴史や古典の勉強を始める方も多いようです。歴史は人間ドラマの宝庫であり、とにかく面白いものです。

それも多くは、極限まで追い込まれた、ギリギリの場面での人間ドラマですから、これが面白くならないはずは、ありません。

また歴史の面白さは、ある年齢になると熱が冷めてしまうような類の面白さでなく、死ぬまで興味深く学べるものです。

むしろ自分が年を重ね、さまざまな経験や喜怒哀楽を重ねているからこそ、歴史上の人物に共感できたり、その凄みが実感できることも、あるんじゃないでしょうか?

そうはいっても、学校の歴史の授業が面白かったという方はいらっしゃいますか?そういう方、まれだと思います。あれはガマン大会のたぐいで、不毛な記号をおぼえさせられている苦痛がありました。

むしろ大人になってから、自分で本を読んだり、現地を訪れたりして、「ああ、歴史とはこんなに面白かったのか!」「なぜこれをもっと早く教えてくれなかったのか」というケースが多いのではないでしょうか。

そして、わが子や孫に、歴史に興味を持てる入口を与えてやりたい。そう実感する方もあるんじゃないでしょうか?

今回ご案内する「南北朝の動乱と室町幕府」は、

南北朝の動乱と室町幕府の歴史を、音声つきでわかりやすく解説した解説音声+テキストです。パソコン用データCD-ROMという形での発売となります。

後醍醐天皇による建武の新政・足利尊氏による足利幕府樹立から南北朝の動乱、三代将軍足利義満の黄金期を経て、六代将軍足利義教の時代までを語ります。

全体では4.6時間のボリュームですが、一話一話は10分程度の話で完結していますので、気軽に聴くことができます。

≫今すぐ申し込む

南北朝時代や室町時代というと…

南北朝や室町というと「複雑だ」「ややこしい」そう言って敬遠されがちな時代です。続く戦国時代が、ドラマに小説に、大人気なのとは対照的です。

たしかに、複雑なのです。

なにより、対立図式。対立関係が入り乱れています。南朝と北朝。京都と鎌倉を主な軸として、足利将軍家と足利公方家の対立。鎌倉公方と関東管領の対立。また南朝、北朝それぞれの内部にも対立関係があり、頭がこんがらかります。

「ああ~もう!何が何だか、わからない!」

投げ出してしまう方も多いのではないでしょうか。

それでも、私は言いたいのです。南北朝・室町は、とても興味深く面白い時代であると。

まず人物が面白い。「ばさら大名」佐々木道誉、能楽をはじめた世阿弥、『徒然草』の吉田兼好、一休宗純など、よくわからない変人がひしめいた時代です。

また、織田信長や徳川家康がどんな背景の中にあらわれてきたのか?それを知るためには南北朝や室町の知識が不可欠です。戦国時代というものが前後と断ち切られてポンと孤立して存在しているわけでなく、その前の南北朝・室町との連続で考える。

それでこそ、戦国時代の理解も深まり、大河ドラマもいっそう面白くなるわけです。

また日本人のアイデンティティーともいうべき、天皇家。皇室の問題を考える時、南北朝時代は避けては通れません。皇室の危機が叫ばれて久しいですが、

女性天皇と女系天皇はどう違うのか?どうして皇室典範は譲位を認めていないのか?今日まで連綿と続く天皇家の歴史を考える上で、南北朝時代の知識は大いに必要であり手助けとなります。

「複雑だ」「よくわからない」と投げ出してしまうのは、もったいないものがあります。

声による「語り」

そこで「語り」です。

私左大臣光永はメールマガジンや講演を通して「日本の古典や歴史の知識を、いかに楽しくわかりやすく伝えるか」ということに長年取り組んできました。

後醍醐天皇が吉野で亡くなる場面では、

延元4年(1339)8月、後醍醐天皇が吉野の行宮で臨終の時を迎えようとしていました。

「わが骨は吉野山の苔に埋もれるとしても、わが魂は常に皇居のある北の天を望むのだ(玉骨は縦ひ南山の苔に埋もるとも、魂魄は常に北闕の天を望まんと思ふ)」

このような御言葉を残されて、左の御手に法華経の五の巻、右の御手に御剣を取り、八月十五日午前二時頃、ついにお隠れになりました。

諡名(おくりな)は生前のご意志どおり、「後醍醐天皇」と定められました。

このように、語っていきます。文字だけの情報よりも、ずっとインパクトが強く、情景が目に浮かび、記憶に刻まれるはずです。農民が一揆を起こす場面では、

「我々は断固、徳政を要求する!!」

「幕府は徳政令を出せ!」

「そうだ!徳政令を出せ!」

坂本・三井寺・鳥羽・伏見・嵯峨・加茂と、一揆は次々と飛び火していきました。

一揆衆は京都に入るための七つの道をふさぎ、酒屋(さかや)・土倉(どそう)とよばれる高利貸しの屋敷に乱入します。

「バカでかい蔵おったてやがって!!ムカムカするんじゃ!ぶち壊してまえ!!」

わあーーーーっ

どかーーん、どかーーーん、どっかーーーん

「ひ、ひいいぃーーーっ、やめてくれぇーー」

こうして蔵を壊しては、借金証書を燃やし、略奪するのでした。

こんなふうに語っていくのです。語りによる、イメージの伝達。文字だけよりも、ずっと強く印象に残るんです。

「語り」による歴史の伝達

もともと「歴史」とは、文字によって伝達される以前に、声によって語り伝えられるものでした。『古事記』は稗田阿礼という記憶力のばつぐんにすぐれた役人が暗記していた物語を文字に起こしたものと言われています。

『平家物語』が、盲目の琵琶法師によって語られる「語りもの」であったことは、よく知られていますね。

江戸時代の庶民は源義経や楠正成の活躍を、軍談や講談を通して知っていたのです。漢字も読めない庶民がです。

戦後、吉川英治氏の歴史小説が軍談・講談に取って代わりますが、吉川英治氏の文章を読むと、明らかに書き言葉ではなく、声に出して語る「語り」が強く意識されていることに気づきます。

「語り」による歴史の伝達。

あなたもどこかの観光地や名所に行って、案内板を読んだけどサッパリ頭に入らなかったけど、ガイドさんの説明を聞いたら「ああ、そうなのか」スッ頭に入ってきた…という経験がないでしょうか?人の声は、文字とはくらべものにならないインパクトで記憶に刻まれるんです。

学校の授業だったそうです。21世紀の現在でさえ、先生が教壇に立っていちいち講義しているじゃないですか。本来は入学式の日に三年ぶん教科書をわたして「これ、おぼえておきなさい。

じゃ、次は三年後。卒業式で」それで、いいはずです。それで東大合格だって可能です。しかし…現実にはそうはいかないですよね。やはり、生きた先生が直接教えないと、頭に入らないんです。

それは人間の声というものが、直接、人が人に語り掛けるということが、記憶を作る上で、何か重要な役割があるんだと思います。

図解・文字表示機能

とはいえ、

音声による「語り」にも欠点があります。それは、

「あまり複雑な物事を伝えるには、向かない」

ということです。

「昔々おじいさんとおばあさんが」式の、単純な話なら、声による語りは、情緒が伝わり、場面が目にうかび、いいものです。しかし、登場人物が数十人に及んだり、複雑に入り組んだ話は、音声だけで伝えるのは無理があります。

やはり、図解や、文字を組み合わせて、音声だけではわかりづらい所を、補う必要があります。

特に、南北朝時代から室町時代に至る歴史の流れは、とても入り組んでいます。

「昔々おじいさんとおばあさんが…」式に、かんたんに語るのは、不可能です。

そこで本製品には音声をテキスト化したpdfファイルを付属しています。人名や聞きなれない歴史用語はやはり音声だけでなく文字があったほうがわかりやすいはずです。

pdfファイルには、各章の冒頭に音声ファイルを埋め込んでいますので、音声を鳴らしながらテキストを読むことができ、便利です。


pdfファイルに音声ファイルを埋め込み

また必要に応じて系図や図解・地図などを加えました。北朝と南朝の争い、各守護大名家のお家騒動など、複雑な話は図解を見ながら聴いていただくことで、理解がしやすくなっています。音声だけではわかりにくい話も、図を見ながら聴くとずっとわかりやすくなるはずです。

また、pdfファイル閲覧時は、「しおり」機能を使うと便利です。画面左端の「しおり」マークを押すと、項目の一覧が表示されますので、自由に好きな項目に飛ぶことができます。


「しおり」機能

今回の「南北朝の動乱と室町幕府」篇は、

本製品は、後醍醐天皇による建武の新政・足利尊氏による足利幕府樹立から南北朝の動乱、三代将軍足利義満の黄金期を経て、六代将軍足利義教の時代までを語ります。

鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇は「建武の新政」を行い、天皇親政による秩序ある世の中を目指します。しかし、待遇の不公平から武家の反発を招き、建武の新政はわずか2年で破綻。

足利尊氏・直義兄弟は北条氏の残党討伐に乗じて後醍醐天皇の建武政権を離脱。鎌倉で、ついで京都で武士による新政権を樹立します。足利幕府の始まりです。

一方、京都を追われた後醍醐天皇は吉野へ逃れ、京都で尊氏が打ち立てた光明天皇と対抗します。北の京都と南の吉野に二人の天皇が並び立つ、南北朝時代の始まりです。

さて足利尊氏・直義兄弟は次第に対立を深め、そこに南北朝の動乱が複雑にからみあい、観応の擾乱とよばれる、全国を巻き込んだ争いへとつながっていきます。

その後、三代将軍足利義満は足利将軍家の権威を高めることにつとめ、山名氏・大内氏など有力な守護大名を討伐する一方、57年ぶりの南北朝の合一を実現。また京都北山の地に、後に金閣と呼ばれる荘厳な北山第を築きました。

六代将軍足利義教は父義満の時代の「強き将軍家」を理想とし、足利将軍家の支配力を強めますが、しかし義教の性格は陰湿・残虐・冷酷であり皇族から庶民まで見境なく処罰したためついに、守護大名・赤松氏によって殺害されます。

全体では4.6時間のボリュームですが、一話一話は10分程度の話で完結していますので、気軽に聴くことができます。

「南北朝の動乱と室町幕府」収録内容

後醍醐天皇の帰還
建武の新政
建武新政の挫折と中先代の乱
足利尊氏の鎌倉入り
足利尊氏と新田義貞
足利尊氏の都落ち
楠正成の最期
建武式目と足利幕府の始まり
新田義貞・北畠顕家の奮戦・後醍醐天皇の最期
観応の擾乱
足利尊氏の最期
足利義詮から足利義満へ
康暦の政変 細川頼之の失脚
花の御所
明徳の乱
南北朝の合一
北山第の建造
応永の乱
勘合貿易
足利義満の最期
上杉禅秀の乱
足利義持から足利義教へ
正長の土一揆
足利持氏の野望
永享の乱・結城合戦
「悪御所」足利義教
嘉吉の乱
嘉吉の土一揆

収録時間: 約4.6時間


※本製品はパソコン用データCD-ROMです。音楽用CDプレイヤーでは再生できませんので、くれぐれもご注意ください。

価格:2500円(税込)






もしくはメルマガに直接返信してください。件名はそのままで、お名前とご住所を書いて直接返信してください。折り返し、お支払方法をお送りします。

≫「鎌倉と北条氏の興亡」とセットで申し込む(5500円)

あわせて発売中です。

同一のシリーズである「鎌倉と北条氏の興亡」も、あわせて発売中です。こちらは源頼朝の鎌倉幕府創設から、新田義貞によって鎌倉が攻め亡ぼされるまで。約150年間の歴史を語っています。

「南北朝の動乱と室町幕府」の前の話ですのです、続けて聴くことで、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代へと至る、ダイナミックな歴史の流れが堪能できるようになっています。

「鎌倉と北条氏の興亡」収録内容

01 富士の巻狩
02 曾我兄弟の仇討ち(1193年)
03 頼朝から頼家へ(1199年)
04 梶原景時の変(1199年)
05 不評を買う頼家
06 比企能員の変(1203年)
07 頼家から実朝へ(1203年)
08 畠山重忠の変と牧の方事件(1205年)
09 宇都宮頼綱の出家(1205年)
10 源実朝と鴨長明(1211年)
11 和田合戦(1213年)
12 源実朝と『金槐和歌集』(1213年)
13 源実朝の船(1216年)
14 実朝暗殺(1219年)
15 承久の乱(1221年)
16 三代執権 北条泰時(1224年)
17 御成敗式目(1232年)
18 五代執権 北条時頼(1242年)
19 宝治合戦(1247年)
20 北条時頼と得宗政治の始まり
21 蒙古襲来(一)蒙古の使者(1266年)
22 蒙古襲来(二)文永の役(1274年)
23 蒙古襲来(三)弘安の役(1281年)
24 霜月騒動と平頼綱の恐怖政治(1285年)
25 北条貞時の幕政改革と永仁の徳政令(1297年)
26 法然と親鸞
27 日蓮と一遍
28 栄西と道元
29 両統迭立 天皇家の分裂
30 正中の変(1324年)
31 奥州安東氏の乱
32 元弘の変(1331年)
33 後醍醐天皇の再起(1333年)
34 足利高氏の挙兵と六波羅探題の滅亡(1333年)
35 新田義貞の挙兵と鎌倉幕府の滅亡

収録時間:約6.7時間


※本製品はパソコン用データCD-ROMです。音楽用CDプレイヤーでは再生できませんので、くれぐれもご注意ください。

鎌倉と北条氏の興亡
価格:2500円(税込)







もしくはメルマガに直接返信してください。件名はそのままで、お名前とご住所を書いて直接返信してください。折り返し、お支払方法をお送りします。

≫「鎌倉と北条氏の興亡」とセットで申し込む(5500円)

プロフィール


左大臣プロジェクト運営委員会代表。日本でただ一人、古典・歴史の「語り」とインターネットによる通信販売を組み合わせ、専業事業として行っている。メールマガジン「左大臣の古典・歴史の名場面」は読者数18000人。楽しく躍動感あふれる語りで好評をはくす。平成23年パナソニック映像(株)の社内セミナーで「おくのほそ道」の講演。東京都教育委員会の学習コンテンツシステムにて『平家物語』、『論語』、漢詩の朗読を担当。平成24年4月から9月までTAMA市民大学TCCで「はじめての『平家物語』」講演。以後、「百人一首の歌人たち」「松尾芭蕉とその時代」「語り継ぐ日本神話」「飛鳥・奈良の歴史を歩く」「鎌倉と源氏三代の栄光」講演。マリエッタ(株)スマートフォン用アプリ「華麗なる百人一首」で朗詠音声担当。三省堂(株)学校教科書の副読本付属CDで古典や漢詩の朗読担当。平成25年、広島県海の見える杜美術館にて菅原道真のナレーション担当。平成26年4月、舞台劇『東方麗人抄』脚本・朗詠担当。9月、滋賀県大津市「第10回木曽義仲・巴ら全国連携大津大会」で木曽義仲の講演。平成27年3月長野県玉泉寺で川中島合戦の講演

≫「鎌倉と北条氏の興亡」とセットで申し込む(5500円)

よくある質問

●スマートフォンで聴けますか?
音声は聴けますが、現在のところ文章・図解表示機能はスマートフォンには未対応です。パソコンから転送する必要があるので、パソコンが必要です。パソコン無しでスマートフォンのみではお聴きになれません。またiPhoneで聴くには、iTunesで音声データをパソコンからiPhoneに転送する必要があります。iTunesはapple社が無料配布している音楽管理ソフトです。iTunesはアップルの公式サイトでダウンロードできます。

●CDプレイヤーで聴けますか?
聴けません。本製品は、パソコン用CD(DVD)-ROMです。音楽用CDプレイヤーでは再生できません。本製品に限らず、当方の商品はすべてパソコン用CD-ROMもしくはDVD-ROMです。音楽用CDプレイヤーでは再生できませんので、ご注意ください。

●時間はどれくらいですか?
約4.6時間です。

●テキストはついていますか?
PDF形式のテキストファイルが付属しています。

●本はついていますか?
本はついていません。

●支払い方法は?
クレジット決済、コンビニ決済をご用意しています。あるいはメルマガに直接返信してください。件名はそのままで、お名前とご住所を書いて直接返信してください。折り返し、お支払方法をお送りします。

●どれくらいで手元に届きますか?
お住まいの地域にもよりますが、3-4日といったところです。


※本製品はパソコン用データCD-ROMです。音楽用CDプレイヤーでは再生できませんので、くれぐれもご注意ください。

価格:2500円(税込)






もしくはメルマガに直接返信してください。件名はそのままで、お名前とご住所を書いて直接返信してください。折り返し、お支払方法をお送りします。

≫「鎌倉と北条氏の興亡」とセットで申し込む(5500円)

歴史を詳しく知った上で、京都を、鎌倉を、もう一度訪ねてみるのはいかがでしょうか?なにげない通りに、「あっ、こんな所に歴史の足跡が」と、意外な発見があるかもしれません。そういう楽しい旅の、きっかけとしても本製品をお役立ていただければ幸いです。

本日も左大臣光永がお話しました。ありがとうございます。ありがとうございました。



特定商取引法上の表記 と プライバシーポリシー