こんにちは。左大臣光永です。

暑くなってきましたね!

先日、久しぶりに鴨川の土手を歩いたら、

比叡山が入道雲を背負って、すっかり夏山の風格を出していました。

さて、本日は『伊勢物語』全125段 現代語訳つき朗読(オンライン版)のお知らせです。

↓↓↓音声が再生されます↓↓

https://roudokus.com/mp3/IseInfo7.mp3

『伊勢物語』

平安時代に書かれた歌物語。

在原業平をモデルしたとおぼしき「男」が主人公で、

男の一生を、歌とともにゆったりと描き出します。

昔から親しまれ、能や謡曲の題材ともなり、絵にも描かれてきました。

伊勢物語の魅力

『伊勢物語』はいろいろな魅力があり、さまざまな読み方、楽しみ方ができる奥の深い作品です。

たとえば、

「旅の文学」としての側面があります。

旅情。

人が旅先で感じる、あのなんともしれない気持。

どんな景色に会えるだろうかという、

高揚感と、

同時に、なんとなく心細くて、寂しくて、ソワソワする。

高揚感に不安や心細さが入り交じった、

なんともいえない、胸をかきたてられるような感情。

ことに平安時代の都人たちにとって、

遠く東へ、陸奥への旅というのは、

現在のそれとはくらべものにならない、

はるかな旅であり、ロマンであり、胸かきたてられることだったわけです。

『伊勢物語』は平安時代の都人が感じたであろう旅情、旅のロマンを見事に描き出しています。

はやくも第七段で、男は旅に出ます。

むかし、男ありけり。京にありわびてあづまにいきけるに、伊勢、尾張のあはひの海づらをゆくに、浪のいと白くたつを見て、

いとどしく過ぎゆく方の恋しきにうらやましくもかへる浪かな

となむよめりける。

第七段

昔、男がいた。京に住み飽きて東国に行ったのだが、伊勢・尾張の間の海岸を行く時に、波がたいそう白く立っているのを見て、

東への旅をして京から離れれば離れるほど、京が恋しくなってくるのに、うらやましくも京に返る浪よ。

と、詠んだのだった。

……

「京にありわびてあづまにいきけるに」…京に住み飽きて東国に行った…簡単に書いてあり、詳しい事情はありませんが、

なんとなく、ごちゃごちゃした日常から解放されて、

スコーーンと、突き抜けたような、

開放感のある語り口になっています。

むかし、男ありけり。京やすみ憂かりけむ、あづまの方にゆきて、すみ所もとむとて、友とする人、ひとりふたりしてゆきけり。信濃の国、浅間の嶽に煙の立つを見て、

信濃なるあさまのたけに立つけぶりをちこち人の見やはとがめぬ

第八段

昔、男がいた。京は住みづらかったのだろうか、東国の方に行って、住む所を求めようということで、友人一人二人とともに行った。信濃国、浅間の嶽に煙が立つのを見て、

信濃にある浅間嶽に立つ煙、遠くの人も近くの人もこれを見て不思議がらないだろうか。いや、不思議がるはずだ。

……

続く第九段は、旅の文学としての『伊勢物語』の真骨頂といえるくだりです。

むかし、男ありけり。その男、身をえうなきものに思ひなして、京にはあらじ、あづまの方にすむべき国もとめにとてゆきけり。もとより友とする人、ひとりふたりしていきけり。道しれる人もなくて、まどひいきけり。

第九段

昔、男がいた。その男、身を無用のものと思い詰めて、京にはおるまい。東国にすむべき国を求めようといって出発した。古くからの友人一人二人ひきつれて行った。道を知った人もいなくて、迷いつつ行った。

……

「身をえうなきものに思ひなして」…身を無用のものと思い詰めて、旅に出た主人公。

東海道を下り、三河から駿河へ、宇津ノ谷峠を超え、富士の山をみたりしながら、途中、各地で歌を詠みつつ、行きます。

そして武蔵と下総の境、隅田川に至ります。

なほゆきゆきて、武蔵の国と下つ総の国とのなかにいと大きなる河あり。それをすみだ河といふ。その河のほとりにむれゐて、思ひやれば、かぎりなく遠くも来にけるかな、とわびあへるに、渡守、「はや船に乗れ、日も暮れぬ」といふに、乗りて渡らむとするに、みな人ものわびしくて、京に思ふ人なきにしもあらず。さるをりしも、白き鳥の、はしとあしと赤き、鴫の大きさなる、水の上に遊びつつ魚(いを)を食ふ。京には見えぬ鳥なれば、みな人見しらず。渡守に問ひければ、「これなむ都鳥」といふを聞きて、

名にしおはばいざ言問はむみやこどりわが思ふ人はありやなしやと

とよめりければ、船こぞりて泣きにけり。

第九段

一行はなお進んでいき、武蔵の国と下総の国との境にたいそう大きな河がある。それをみすだ河という。その河のほとりに集まって座って、京の方を思いやれば、限りなく遠くへ来たものだなあとわびしい思いに暮れていたところ、渡守が「はやく船に乗れ。日が暮れてしまう」というので、船に乗って隅田川を渡ろうとしたところ、誰も彼もなんとなく侘しい気持ちになり、京に愛しい人がいないわけではない。そんな時、白い鳥の、くちばしと足が赤く、鴫くらいの大きさの鳥が水の上に遊びつつ魚を食っていた。京には見えない鳥なので、誰れもその鳥の名を知らない。渡守に聞いたところ「これこそ都鳥」と言うのを聞いて、

その名も都鳥という名を持つお前に、いざきいてみよう。私の愛しい人はすこやかでいるか、どうかと。

と詠んだところ、船の上にいる人々はこぞって泣いたのだった。

……

隅田川には業平の歌にちなんだ「言問橋」がかかり、現在、橋のそばに「言問団子」の店があります。

江戸時代からつづく団子屋が、明治のはじめに業平の歌にちなんで「言問団子」と名付けたところ、大ヒットしたそうです。今日までもお店は繁盛してます。

それはさておき。

男はみすなれた京の都をはなれ、東海道を下り、はるか東国まで旅をしてきたんです。なにが、そういう長旅に、男をつき動かしたのか?

本文中には、

「身をえうなきものに思ひなして」

わが身を無用なものと思いこんでと、アッサリ書かれているだけで事情がわかりません。

しかし、男が旅に出る直前に、二条妃藤原高子との、禁じられた恋の話が置かれていますので、

恋にやぶれた傷心の旅か?

あるいは天皇に嫁ぐ予定である女性に手を出したということで、お咎めを受けて、都を追放になったのか?いろいろ想像させられるわけです。

むかし、東の五条に、大后(おおきさい)の宮おはしましける西の対に、すむ人ありけり。それを、本意にはあらで、心ざしふかかりける人、ゆきとぶらひけるを、正月(むつき)の十日ばかりのほどに、ほかにかくれにけり。あり所は聞けど、人のいき通ふべき所にもあらざりけりば、なほ憂しと思ひつつなむありける。またの年の正月に、梅の花ざかりに、去年(こぞ)を恋ひていきて、立ちて見、ゐて見、見れど、去年に似るべくもあらず。うち泣きて、あばらなる板敷に、月のかたぶくまでふせりて、去年を思ひいでてよめる。

月やあらぬ春やむかしの春ならぬわが身ひとつはもとの身にして

とよみて、夜(よ)のほのぼのと明くるに、泣く泣くかへりけり。

第四段

昔、東の京の五条大路に面したあたりに、先代の天皇の后が住んでいらっしゃる舘の、その西の対の屋にすんでいる女があった。それを、不本意な形で心惹かれて、その実かなり本気で恋していた男が行き通っていたが、正月十日ごろに、その女はよそに移ってしまった。どこに移ったかは聞いたが、しかるべき身分の人でもなければ行くこともできない場所であったので、男は憂鬱な気持ちのまま過ごしていたのだった。翌年の正月、梅の花盛りの頃、男は去年の思い出にかられて西の対に訪ねて行き、立って見、座って見、あたりを見るのだが、去年に眺めた様子とはまるで違う。男はうち泣いて、むき出しになった板敷の上に、月がかたむくまで伏して、去年を思い出して歌を詠んだ。

月は昔の月では無いのだろうか。春は昔の春では無いのだろうか。わが身だけはもとのままのわが身なのに。

と詠んで、夜がほのぼのと明ける頃、泣く泣く帰っていった。

……

しっとりと、はかない、美しい文体で、男の恋愛模様を描き出しています。

とくにこの、二条妃藤原高子(ふじわらのたかいこ)…清和天皇に嫁いで、後に陽成天皇を産む女性との、若いころの禁断の恋ということが『伊勢物語』の大きな柱の一つです。

だから高子について詠まれた歌は、とくに格調高く、心に響く歌が多いです。

むかし、春宮の女御の御方の花の賀にめしあづけられたりけるに、

花にあかぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし

二十九段

昔、皇太子の母である女御の花の季節の長寿を祝う宴に召しだされて参加させられたところ、こう詠んだ。

花をまだまだ見たりない、もっともっと見ていたい。その嘆きはいつものことですが、今日の今宵の嘆きは格別です。

むかし、二条の后の、まだ春宮の御息所と申しける時、氏神にまうでたまひけるに、近衛府(このゑづかさ)にさぶらひけるおきな、人人の禄たまはるついでに、御車よりたまはりて、よみて奉りける。

大原や小塩の山も今日こそは神代のこともおもひいづらめ

とて、心にもかなしとや思ひけむ、いかが思ひけむ、しらずかし。

七十六段

昔、二条后藤原高子がまだ皇太子の御息所と申されていた時、藤原氏の氏神を祭る大原野神社に参詣されたところ、近衛府に仕えている老人が、人々が衣などの褒美を賜るついでに、御息所の御車より褒美を賜って、そのお礼として歌を詠んで奉った。

大原野神社よ。小塩山も今日は、神代のことを思い出していることだろう。

と詠んで、翁は心に深く嘆いたであろうか、どう思ったか。それはわからない。

……

しかし『伊勢物語』は単に恋愛物語、青春物語であるだけにとどまりません。

一人の男の一生を、ゆったりと描いていきますので、

後半になるにつれて、男が成長し、歳をとっていきます。男が読む歌も、変わっていきます。

若いころの歌は、勢いに任せた、ムード重視なところもあり、男の性格も、時に傲慢で、田舎っぽい女はどんどん切り捨てるといった、身勝手なところも見えます。

けれども、色々な挫折を経験し、出会いと別れを繰り返していくうちに、男の詠む歌にも、若いころの勢いに任せた、ただロマンチックであるというだけでない、

人生の悲哀をたたえた、シブミのある歌がふえてきます。

むかし、いと若きにはあらぬ、これかれ友だちども集まりて、月を見て、それがなかにひとり、

おほかたは月をもめでじこれぞこのつもれば人の老いとなるもの

八十八段

昔、そう若い人たちでは無いのが、あの人この人友人たちが集まって、月を見て、その中の一人が詠んだ。

世間の人は何かと月を愛でるが、私はたいがいのことでは月を愛さずにおこう。月が重なれば、歳を取るのだから。

むかし、男、やもめにてゐて、

長からぬいのちのほどに忘るるはいかに短き心なるらむ

百十三段

昔、男が女と別れて、

長くは無い人の一生のうちに、あれほど愛し合ったことを忘れてしまう。なんと短い人の心なのだろう。

……

「失われた青春の日々への憧憬」というのも、『伊勢物語』の大きなテーマのひとつです。

ことに、業平と主君・惟喬(これたか)親王の関係を描いたいくつかの章段は、

美しい桜のイメージとあいまって、強い印象を残します。

むかし、惟喬の親王と申すみこおはしましけり。山崎のあなたに、水無瀬といふ所に、宮ありけり。年ごとの桜の花ざかりには、その宮へなむおはしましける。その時、右の馬の頭なりける人を、常に率ておはしましけり。時世経て久しくなりにければ、その人の名を忘れにけり。狩はねむごろにもせで、酒をのみ飲みつつ、やまと歌にかかれりけり。いま狩する交野の渚の家、その院の桜、ことにおもしろし。その木のもとにおりゐて、枝を折りて、かざしにさして、かみ、なか、しも、みな歌よみけり。馬の頭なりける人のよめる。

世の中にたえてさくらのなかりせば春の心はのどけからまし
となむよみたりける。また人の歌、

散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき

八十二段

昔、惟喬の親王と申し上げる皇子がいらっしゃった。山崎の向う、水無瀬という所に、親王の離宮があった。毎年の桜の花ざかりには、その離宮へいらっしゃる。その時、右の馬寮の長官であった人を、いつもつれていらっしゃった。今までに長い時が経ったので、その人の名は忘れてしまった。狩は熱心にもしないで、酒をひたすら飲みつつ、和歌に取りかかった。今、狩をする交野の渚の家、その院の桜、格別に趣深い。その木の下に馬を下りて座って、枝を折って、かんざしに挿して、身分の高い人も中ぐらいの人も低い人も、皆歌を詠んだ。馬の頭であった人が詠んだ。

世の中に桜がまったく無かったら、桜の散るのを心配する必要も無くなり、人々の春の心はのどかなものになるでしょう。

また別の人の歌、

散るからこそ桜はこんなにもめでたく思えるのだ。この辛い世の中に、いつまでも変わらないものなどあろうか。無い。すべてのものは移りすぎて行く。

……

皆で遊んだ楽しい時間。楽しい宴が、いつまでも続いてほしい。

けれど宴には必ず終わりがあり、会者定離。会うは別れの始め。人と人もいつかは必ず別れる時が来る…

そうした人生の悲喜こもごもを、みやびに、美しく切り取った、

それが『伊勢物語』

散ればこそいとど桜はめでたけれ
浮世になにか久しかるべき

短い作品ですが、折に触れて読み返すと、その年齡、その年齡で、感じ方も違ってきます。

若いころはわからなかったが、この歌なんか、いいなあとか、そういうのが見つかるかもしれません。

さまざまな切り口があり、いろいろな読み方ができる、

一生付き合っていける作品です。

本製品は

本製品は『伊勢物語』125段をすべて原文と現代語訳で朗読し、解説した、音声とテキストです。

本製品は「オンライン版」です。

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文章・図解表示→わかりやすい

音声だけでなく、通常のウェブサイトのように文章が表示されます。人名や聞きなれない古語はやはり音声だけでなく文字があったほうがわかりやすいはずです。

耳から聴くと同時に、目で見て、視覚と聴覚の両方で、内容が理解できるようになっています。

一括ダウンロードも可能

音声ファイルとテキストファイルを一括ダウンロードしていただくことも可能です(ただしパソコンのみ)。一括ダウンロードしてローカル環境で視聴すれば、通信費がかかりません。

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一話一話は数分程度の話で完結していますので、気軽に聴くことができます。

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舞台となった場所は写真つき

『伊勢物語』のうち、特定の場所が舞台となっている話があります。そういう場所はできる限り直接たずねて、写真を添えています(すべてではありませんが、足りない部分は順次足していきます)。物語世界のイメージを描き、実際にその場所をたずねるきっかけにもなると思います。

内容一覧

一 初冠
二 西の京
三 ひじき藻
四 西の対
五 関守
六 芥川
七 かへる浪
八 浅間の嶽
九 東下り
十 たのむの雁
十一 空ゆく月
十二 盗人
十三 武蔵鐙
十四 くたかけ
十五 しのぶ山
十六 紀の有常
十七 年にまれなる人
十八 白菊
十九 天雲のよそ
二十 楓のもみぢ
二十一 おのが世々
二十二 千夜を一夜
二十三 筒井筒
二十四 梓弓
二十五 逢はで寝る夜
二十六 もろこし船
二十七 たらひの影
二十八 あふごかたみ
二十九 花の賀
三十 はつかなりける女
三十一 よしや草葉よ
三十二 倭文の苧環
三十三 こもり江
三十四 つれなかりける人
三十五 あわ緒
三十六 玉葛
三十七 下紐
三十八 恋といふ
三十九 源の至
四十 すける物思ひ
四十一 紫
四十二 誰が通ひ路
四十三 名のみ立つ
四十四 馬のはなむけ
四十五 行く蛍
四十六 うるはしき友
四十七 大幣
四十八 人待たむ里
四十九 若草
五十 鳥の子
五十一 菊
五十二 飾り粽
五十三 あひがたき女
五十四 つれなかりける女
五十五 言の葉
五十六 草の庵
五十七 恋ひわびぬ
五十八 荒れたる宿
五十九 東山
六十 花橘
六十一 染河
六十二 こけるから
六十三 つくも髪
六十四 玉簾
六十五 在原なりける男
六十六 みつの浦
六十七 花の林
六十八 住吉の浜
六十九 狩の使
七十 あまの釣船
七十一 神のいがき
七十二 大淀の松
七十三 月のうちの桂
七十四 重なる山
七十五 海松
七十六 小塩の山
七十七 春の別れ
七十八 山科の宮
七十九 千ひろあるかげ
八十 おとろえたる家
八十一 塩竃
八十二 渚の院
八十三 小野
八十四 さらぬ別れ
八十五 目離れせぬ雪
八十六 おのがさまざま
八十七 布引の滝
八十八 月をもめでじ
八十九 なき名
九十 桜花
九十一 惜しめども
九十二 棚なし小舟
九十三 たかきいやしき
九十四 紅葉も花も
九十五 彦星
九十六 天の逆手
九十七 四十の賀
九十八 梅の造り枝
九十九 ひをりの日
百 忘れ草
百一 あやしき藤の花
百二 世のうきこと
百三 寝ぬる夜
百四 賀茂の祭
百五 白露
百六 龍田河
百七 身をしる雨
百八 浪こす岩
百九 人こそあだに
百十 魂結び
百十一 まだ見ぬ人
百十二 須磨のあま
百十三 短き心
百十四 芹河行幸
百十五 都島
百十六 はまびさし
百十七 住吉行幸
百十八 玉葛
百十九 形見
百二十 筑摩の祭
百二十一 梅壷
百二十二 井出の玉水
百二十三 鶉
百二十四 ひとしき人
百二十五 つひにゆく道

収録時間:
朗読のみは約2時間、訳・解説ふくむと約6.8時間

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僧正遍昭
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文屋康秀
喜撰法師
小野小町
大伴黒主

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本メール講座は六歌仙の人物と歌を紹介します。

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左大臣光永

左大臣光永。左大臣プロジェクト運営委員会代表。楽しく躍動感ある語りで好評をはくす。


静岡講演「徳川家康の生涯」の新聞記事

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学習院大学文学部ドイツ文学科中退。20代は漫画家を目指すも挫折。

30代はじめに漫画家を諦めて就職活動するも、あまりの下らなさに呆れはてて、一社目で就職活動をやめる。

若い頃から深夜の墓場や神社で『おくのほそ道』『平家物語』などを暗唱するのを日課としていたため「これを職業にする」と決める。

2010年よりメールマガジン「左大臣の古典・歴史の名場面」を発行。工事現場でバイトしながらメールマガジンを書き続ける。

2012年までに事業化し、「歴史・古典語り」の専業となる。

2017年、平安京の文化と歴史を語るため、京都に移住。

京野菜と北野とうふの大ファンで、この2つはほぼ毎日食べる。好きな生き物はアオサギ・猫・すずめ。

よくある質問

●スマートフォンで聴けますか?
聴けます。ただし、インターネットに接続する必要があります。パケット使用料が別途かかりますので、ご注意ください。インターネットに接続したくない場合、音声ファイルのみをダウンロードして聴くことも可能です。ただし文章は表示されません。また、音声ファイルをスマートフォンで聴くには、iTunesで音声データをパソコンからスマートフォンに転送する必要があります。iTunesはapple社が無料配布している音楽管理ソフトです。iTunesはアップルの公式サイトでダウンロードできます。

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