小倉百人一首 スマホ用 朗詠音声(000-010)

▼000難波津に咲くやこの花冬ごもり今を春べと咲くやこの花 王仁博士▼

▼001秋の田のかりほの庵のとまをあらみ 我がころも手は露にぬれつつ 天智天皇▼

▼002春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山 持統天皇▼

▼003あしひきの山どりの尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかもねむ 柿本人麻呂▼

▼004田子の浦にうちいでて見れば白妙の 富士の高嶺に雪はふりつつ 山部赤人▼

▼005おく山に紅葉ふみわけなく鹿の 声きく時ぞ秋はかなしき 猿丸大夫▼

▼006かささぎのわたせる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞふけにける 中納言家持▼

▼007天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも 安倍仲麿▼

▼008我が庵は都のたつみしかぞすむ 世を宇治山と人はいふなり 喜撰法師▼

▼009花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 小野小町▼

▼010これやこの往くもかへるも別れては 知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸▼