神武天皇の父・ウガヤフキアエズゆかりの宮崎県鵜戸神宮を訪ねる

こんにちは。左大臣光永です。ゴールデンウィークも
終わりましたね。楽しくお過ごしだったでしょうか?

私は新商品の準備などをして、けっこう忙しかったです。
来週中にはご案内できると思います!

さて本日は、神武天皇の父・ウガヤフキアエズノミコトゆかりの
宮崎県鵜戸神宮を訪ねます。

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私が行ったのは空が真っ青に
雲一つない晴れ渡った日で、宮崎の真っ青な海がはるかにのびやかに、
感じられました。

神社の社殿のわきに紺碧の海が見える、
なかなか味わい深い景色です。

鵜戸神宮
鵜戸神宮

ウガヤフキアエズノミコトとは?

ウガヤフキアエズノミコト、何だそれ?
という方のために、説明します。

その昔、
高天原の神々が日向の高千穂に降り立ちます。天孫降臨です。
神々の先頭に立つのが、アマテラスオオミカミの孫の
ニニギノミコトです。

そしてニニギノミコトがコノハナノサクヤビメと結婚して
生れた三兄弟のうち、

長男のホデリノミコトと三男のホオリノミコトが争い、
ホオリノミコトが勝利しました。

さて、ホオリノミコトは海の向こうのワダツノミヤの
お姫さまであるトヨタマビメを妻としていました。

このトヨタマビメが子供を授かり、地上で子を産もうと
地上に上がっていきます。

ウガヤフキアエズノミコト 系図
ウガヤフキアエズノミコト 系図

「なに、俺たちの子が生まれるのか。でかした!」
「はい。今から出産します。でも、ぜったい、のぞかないでくださいね」

そう言ってトヨタマビメは、産室の中に引きこもります。

しかし、「のぞくな」と言われるとのぞきたくなるもの。

「ちょっとだけならいいだろう。チラ…ああっ!」

産室の中でビチビチのたうっているのは、巨大なサメでした。

「正体を見られたからには、もうここにはいられません!」

トヨタマビメは、海のむこうに帰っていきました。
こうして生れた子が、ウガヤフキアエズノミコトです。

そしてウガヤフキアエズノミコトと、トヨタマビメの妹である
タマヨリビメが結婚して、生まれた兄弟のうち四男が、
カムヤマトイワレビコノミコト…神武天皇とうわけです。

だから、ウガヤフキアエズノミコトは神武天皇の
お父さんです。

神話の、ウガヤフキアエズノミコトが出産した場所と
見られているのが、宮崎県鵜戸神宮です。

参道

大鳥居をくぐり、

鵜戸神宮 大鳥居
鵜戸神宮 大鳥居

あざやかな宮崎の青空のもと、
参道を歩いていきます。

鵜戸神宮 参道
鵜戸神宮 参道

参道の左はうっそうたる山。
右は紺碧の日向灘が広がり、岸にはそこらじゅうに奇岩が
ひしめき、まぶしいまでの、あざやかな色彩です。

参道左手に見える社務所が年期入ったいい雰囲気でした。
むしろこれが本殿かと、みまごうほどです。

鵜戸神宮 社務所
鵜戸神宮 社務所

参道右手に見える奇岩は、つるんとした柔らかい感じで、
自然のものでありながら
人間が彫刻したとしか思えないでっぱりがそれらじゅうにあって、
これを見ているだけでも時の経つのを忘れます。

鵜戸神宮 奇岩
鵜戸神宮 奇岩

鵜戸神宮 奇岩
鵜戸神宮 奇岩

鵜戸神宮 奇岩
鵜戸神宮 奇岩

神門をくぐり、

鵜戸神宮 神門
鵜戸神宮 神門

楼門をくぐり、

鵜戸神宮 楼門
鵜戸神宮 楼門

橋をわたっていきます。

鵜戸神宮 千鳥橋
鵜戸神宮 千鳥橋

面白いことに、そこかしこに兔の置物があり、目につきます。

鵜戸神宮 兔
鵜戸神宮 兔

鵜戸神宮 兔
鵜戸神宮 兔

ウガヤフキアエズノミコトの「鵜」がウサギの「卯」に
通じるから、だそうです。

何でもありっちゃありですね…

御由緒書きによると、鵜戸神宮は10代崇神天皇の創設と伝えられ、
50代桓武天皇の延暦元年に天台宗の僧
光善坊快久(こうぜんぼう・かいきゅう)が
勅命により入山して初代別当となりました。

その後、一時真言宗の寺になり「西の高野」と呼ばれ、
信仰のよりどころとなりましたが、
明治に入り廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)により
権現号・院号を廃され、後に官幣大社として鵜戸神宮に格上げされました。

鵜戸の海 夕虹明し まさしくや
神降り立たす 天の浮橋

北原白秋の歌が掲げてありました。

鵜戸神宮 北原白秋の歌
鵜戸神宮 北原白秋の歌

亀石

階段を降りると、そこに踊場状のエリアが広がり、
御本殿への入り口や、売店があります。

鵜戸神宮 御本殿へ
鵜戸神宮 御本殿へ

鵜戸神宮 御本殿へ
鵜戸神宮 御本殿へ

鵜戸神宮 御本殿へ
鵜戸神宮 御本殿へ

右手には蒼海満々たる日向灘と、見事な奇岩群が見えるのですが、
奇岩の中にひときわ大きく、目を引くのが、
霊石・亀石です。

鵜戸神宮 亀石
鵜戸神宮 亀石

鵜戸神宮 亀石
鵜戸神宮 亀石

海の向こうからトヨタマビメが乗ってきた
亀を模しているということです。

亀石の背中には、枡形のくぼみがあり、
くぼみのまわりを注連縄が丸く囲い、
「ここですよ」と強調しています。

ここに、「運玉」という玉を(5コ100円で買って)
願い事を念じながら、
男性は左手、女性は右手で投げて、
枡形に見事入ったら、
願いがかなう、というわけです。

鵜戸神宮 運玉
鵜戸神宮 運玉

「運玉」は陶器の玉に「運」の字が彫ってあります。
5コセット100円です。

ここで注意すべきは、「枡形に入りますように」と
一心に祈ってはダメですよ。

それ自体がお願いになってしまうので。

見事入ったとしても、「願いは、聞き入れた。さらば」
そうなってしまいます…。

本殿

さて本殿に向かいます。

天然の見事な洞窟の中に、朱塗りの本殿が鎮座ましましています。
その周りを通路が通され、洞窟探検のような気分で
進んでいく。なかなか楽しいです。

鵜戸神宮 御本殿
鵜戸神宮 御本殿

鵜戸神宮 御本殿
鵜戸神宮 御本殿

鵜戸神宮 御本殿
鵜戸神宮 御本殿

おちち岩

社殿の裏あたりには、トヨタマビメゆかりの「おちちいわ」があります。
トヨタマビメが、ウガヤフキアエズノミコトを出産しましたが、
自分は海の向こうに泣く泣く帰っていったのです。

しかし、この子があまりにそれでは、あわれだワと、
この岩に両方の乳房をくっつけていって、
御子であるウガヤフキアエズノミコトが飲めるように
したという岩です。今もこんこんと石清水をしたたらせています。
角度によっては女性の乳房のように見えるということです。
安産祈願を祈る、信仰のよりどころとなっています。

鵜戸神宮 おちち岩
鵜戸神宮 おちち岩

「おちちいわ」付近の湧き水で作った「おちちあめ」も
売っていました。飴玉をお湯に溶かして飲むのです。
片栗粉をお湯でといたやつみたいな感じで、おいしかったです。

というわけで、

宮崎県日南市鵜戸神宮は、
宮崎よりバス80分。宮崎空港よりバス60分。
JR日南線日南駅よりバス20分。

紺碧の海に面した、断崖絶壁の中に、刳りぬかれた洞窟のような
所に神社があるというのは、日本全国でも珍しいんじゃないでしょうか。

そこらじゅうに生えている木々も、
宮崎だけあって南国系のシダ植物で、
一種、かわった感じがします。宮崎に行った際には
おすすめの場所です。

本日も左大臣光永がお話しました。
ありがとうございます。